湿布の効果とは
【冷湿布?温湿布?どちらが効く?】
「高橋ひろゆき整骨院」の高橋です♪
今日はよくある御質問です。
以前の病院勤務時代から現在に至るまで患者様によく聞かれることがあります。
「冷湿布か温湿布どちらがいいですか?」
この質問に対しての私の答えなのですが結論から言うと…「どちらでもいいです」✨
理由はというと湿布の効能・効果にあります。
冷湿布、温湿布共に身体のツライところに貼ると楽に感じますが患部を冷やしたり温めたり治している訳では無く基本的には「冷たい、温かい」という貼った時の心地よさで感覚的に痛みを和らげているのです。
【冷湿布と温湿布の効果】
人間は痛みを感じると神経線維によって脳へ痛みが伝えられますが、その痛みを伝える神経線維よりも湿布を貼った時の「冷たい、温かい」という温冷感覚を伝える神経線維の方が太いので脳に湿布を貼った時の「心地良い」感覚が痛みより早く伝わるために痛みが緩和されている様に感じます。
冷湿布、温湿布ともに冷たい温かいという感覚はありますが筋肉や骨盤を含む身体の組織や体内の血流を変化させる程の効果は期待できないとうことは医学的に明らかになっています。このことから冷湿布と温湿布は疾患によって使い分けるというよりかは、自身が使用することによってどちらが痛みを緩和できるかで効果の違いが発揮されます。
この他に消炎鎮痛剤が含まれている湿布は痛みのもととなる物資がつくられるのを抑える効果があり捻挫や打撲に効果を発揮しますが、こちらも治している訳では無く症状を抑えて痛みの感覚を緩和しているもので慢性的な肩コリや腰痛に治療効果は望めないです。
湿布は先にお伝えしたとおり痛みを抑制する効果があるので、急性の痛みなどに用いるのが望ましく慢性化している痛みや違和感に対して長期的に使用するものでは無いかと思いますが正しい使い方をすることにより痛みをおさえる効果がありますので、そのことを理解して使用することで皆様の健康増進にお役立ちできるのでは無いかと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました✨