腰の痛みの本当の原因は…
【その腰痛、本当にヘルニア?】
こんにちは♪
高橋ひろゆき整骨院の高橋です。
先日、当院に膝の痛みで来られた患者様とのエピソードです。
膝の痛みの原因と改善に向けて施術計画を説明したあとに患者様に聞きました。
「膝のほかに痛む場所は無いですか?」
患者様
「腰は何年も前から痛くて時々、足にシビれもあるんやけど何年か前に病院でレントゲン撮ってもらって先生にヘルニアだから手術しなければ治らないって言われたから腰はずっと様子みてるんです」
(こういう話はけっこうあります……)
*ここで大事なのは
・本当にヘルニア⁇
・本当に手術が必要⁇
実は患者様自身が
「自分は重度のヘルニアだから治すには手術しかない。」
…と思い込んでるケースも少なくありません。
理由として現時点での御身体の状態について説明がしっかりとなされてない場合があるのともう一つは…
【姿勢との関係】
が重要視されます。
…確かに脚の痺れがあるというのはヘルニアを疑う所見ではあるのですが腰の痛みの原因は様々で鑑別が重要となります。
またレントゲン精査も大切なのですが、
画像検査のみで確定できる腰痛は全体の15%といわれているので、85%は姿勢不良による骨盤の傾きや仙腸関節という骨盤の連結部、腰椎(腰の骨)の生理的彎曲の変化によるストレスが患部に日常的に加わることによる痛みが代表され30〜40歳の約75%は腰の関節連結部に位置する棘上靭帯、棘間靭帯に種々な組織的変性を起こしているといわれます。また時には心因性要因も加味していると言われているのでやはり問診、触診が重要視されます。
また例えヘルニアであったとしても
手術が必要適応になるなは10%程度であるといわれています!
また通常のレントゲン検査では椎間板や神経は描出されないので腰椎椎間板ヘルニアの確定診断には不向きで骨の形態や異常、ヘルニア以外に腰痛や脚の痺れの原因の有無を調べるのに適していて手術が必要かどうかのヘルニアを確定診断するには至りません。
実際、手術が必要な方の症状はというと
・脚などに明らかな筋力低下がみられる
・排尿、排便障害
・仰向けで寝て膝を伸ばしたまま片足をあげた時、20cm程度あげただけで腰に強い痛みが出る
などが代表されます。
このうような症状がある方には
自身の臨床経験上見解としてレントゲン→MRI、造影検査や筋電図などの検査を施行し医師に手術適応の判断をしてもらうのが望ましいかと思います。
また椎間板ヘルニアは保存療法(手術以外の治療)で自然消退することも珍しくないので心当たりのある方は一度、初期評価から見直していただくのもいいかも知れないですね♪
最後まで読んでいただきありがとうございました✨